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金属くずとは?産業廃棄物と有価物の違いと売り方(徳島)

工場の敷地に置かれた金属くず入りのコンテナ
※写真はイメージです

要点

  • 金属くずは、廃棄物処理法で決められた産業廃棄物の種類の1つで、業種を問わず事業活動から出た物が対象です。
  • ただし、有価で売れる金属スクラップは、廃棄物に当たらないと判断されることがあります。判断は、物の状態や取引の実態などを合わせて見る「総合判断」です。
  • 運ぶ費用が買取額を上回ると、引き渡すまでの運搬が廃棄物の運搬とみなされるおそれがあります。
  • 栄華商事は、工場・工事現場の金属くずを計量して買い取り、計量伝票を発行します(産業廃棄物の許可は取得準備中)。

工場の端材や切りくず、工事で外した配管や鉄骨。「これは産業廃棄物として処分する物?それとも売れる?」と迷う担当者の方に向けて、金属くずの扱いの考え方と売る時の手順を、阿波市で総合リサイクルセンターを運営する栄華商事がまとめました。

金属くずが有価物と判断されるための5つの要素と、運ぶ費用と買取額の比較の図
図:金属くずが有価物と判断されるための考え方(栄華商事作成)

金属くずとは

金属くずは、事業活動に伴って出る産業廃棄物の種類の1つです。紙くずや木くずのように業種が限られている物と違い、製造業・建設業・農業・商店など、どの事業から出ても対象になります。

出る場所 金属くずの例
工場(製造・金属加工) 鉄・ステンレス・アルミの端材、研磨くず、切削くず(切りくず)
工事現場(解体・設備・電気) 鉄骨、配管、銅管、電線くず、取り外した給湯器
事業所・倉庫 スチール棚、使わなくなった機械・工具

※家庭から出る金属のごみは一般廃棄物で、お住まいの市町村のルールに従います。

「産業廃棄物」か「有価物(スクラップ)」かの分かれ目

廃棄物とは、自分で使ったり、他人に有償で売ったりできないために不要になった物のことです。環境省の通知(行政処分の指針)では、廃棄物に当たるかどうかを、次の5つの要素を合わせて判断するとしています。

判断の要素 金属くずで見られる点(例)
物の性状 素材として使える品質か。油・水・異物が多すぎないか
排出の状況 放置せず、分けて保管しているか
通常の取扱い形態 スクラップとして売り買いする市場があるか
取引価値の有無 処理料金に当たるお金を払っていないか。売る側・買う側の双方にとって経済的に筋が通る取引か
占有者の意思 売る・利用するつもりか(本人の言い分ではなく、客観的な状況から判断されます)

鉄・銅・アルミなどの金属くずは、スクラップとして売り買いする市場があり、計量して買い取られるのが一般的です。ただし、「買い取ってもらえる=必ず廃棄物ではない」とは言い切れません。最終的な判断は、都道府県などの行政が個別の状況から行います。

運ぶ費用が買取額を上回る時は注意

少ない量の金属くずを遠くまで運ぶと、運ぶ費用のほうが買取額より高くなることがあります(いわゆる「逆有償」)。環境省の通知では、引き渡す側が運ぶ費用を負担し、それが売った代金を上回る場合でも、再生利用のために有償で買い受ける者が受け取った時点から後は、廃棄物に当たらないと判断して差し支えない、としています。

裏を返すと、受け取るまでの運搬は、廃棄物の運搬として扱われる可能性があるということです。その場合は、産業廃棄物の運搬のルールがかかります。実務では、差し引いてもお金が残る量・距離で出すのが安全です。

  • 少ないうちは社内で分けて保管し、ある程度の量になってからまとめて出す
  • 材質ごとに分けて、1kgあたりの単価を上げる
  • 定期回収を頼む時は、回収の費用より買取額が上回る回数にする

※扱いに迷う時は、徳島県の廃棄物の担当課に確認してください。この記事は一般的な考え方の紹介で、個別の案件の判断ではありません。

売れる金属くずと、注意が要る物

区分 主なもの ポイント
売れる 鉄・ステンレス・アルミ・銅・真鍮の端材、切りくず、電線くず、銅管、不要な機械・治具・型 材質ごとに分けると単価が上がります
状態で単価が変わる 油・水分の付いた切りくず、保温材付きの銅管、ほかの材質が混ざった物 混ざった物は、一番安い区分で計量することがあります
金属くずではない 廃油、廃液、廃プラスチック、ウエス、木くず 産業廃棄物の許可を持つ業者へ

栄華商事では、油の付いた切りくずも買い取ります(油や水分の量で単価が変わるため、写真で状態を確認します)。金属以外の廃棄物は、産業廃棄物の収集運搬・処分の許可を取得準備中のため、現在はお受けしていません。

事業所の金属くずを売る手順

  1. 写真とおおよその量を送る:品目・ひと月の量・置き場の写真があると確実です
  2. 単価の目安を確認:材質と状態から、1kgあたりの目安をお伝えします
  3. 持ち込むか、回収箱・コンテナを置くかを決める:量が多い現場は、いっぱいになったら回収する定期回収もできます(コンテナ設置・回収)
  4. 計量・計量伝票:阿波市のヤードで材質ごとに計量し、品目ごとの重さを書いた計量伝票をお渡しします。宛名の指定もできます
  5. 精算:現金のほか振込も。継続のお取引は、月ごとにまとめて振込で精算できます

初めてのお取引では、法令にもとづき、ご担当者様の本人確認をさせていただきます。大型トラックでの持ち込みにも対応しています。

社内に残しておくと安心な記録

有価物として売ったことを後から説明できるように、次の記録をそろえて保管しておくと安心です。

  • 計量伝票:日付・品目・重さ・単価・金額
  • 入金の記録:振込の明細や領収書
  • 運搬の記録:誰が、いつ、どの車で運んだか(自社の車で持ち込む場合も)

栄華商事の主な買取単価

鉄・スクラップ46円/kg
ステンレス175円/kg
銅管・並銅2,070円/kg
込銅2,030円/kg
真鍮1,320円/kg
モーター110円/kg

2026年10月1日更新/相場・状態・数量により変動します。全品目の価格一覧

※1kgあたり。相場・状態・数量によって変わります。全品目は買取価格一覧をご覧ください。業種別のご案内:工場・金属加工の方/電気工事・設備工事の方

よくある質問

金属くずを売る時も、マニフェスト(産業廃棄物管理票)は必要ですか?
マニフェストは、産業廃棄物の処理を委託する時に使う仕組みです。有価物として売る場合は、ふつうは対象になりません。ただし、廃棄物に当たるかどうかは上の考え方で判断されるため、運ぶ費用が買取額を上回るなど迷う時は、県の担当課にご確認ください。
少しの量でも引き取りに来てもらえますか?
持ち込みなら少量からお受けします。回収は、買取額が回収の費用を上回る量からお受けしています。量が少ない月は、次の回にまとめて回収します。
油の付いた切りくずも買い取れますか?
買い取れます。油や水分の量によって単価が変わるため、写真を送っていただければ目安をお伝えします。
廃油やウエスも一緒に回収してもらえますか?
金属以外の廃棄物は産業廃棄物にあたり、許可の取得準備中のため、現在はお受けしていません。金属スクラップだけを回収・買取します。
計量伝票の宛名を現場名にできますか?
できます。会社名・現場名・部署名など、ご希望の宛名をお知らせください。

まとめ

金属くずは産業廃棄物の種類の1つですが、有価で売れるスクラップは廃棄物に当たらないと判断されることがあります。分かれ目は総合判断で、特に「運ぶ費用が買取額を上回らないか」が実務の注意点です。材質ごとに分け、まとまった量で出すと、手取りも扱いもはっきりします。阿波市の栄華商事では、計量伝票つきで買い取り、定期回収・月ごとの振込精算にも対応します。

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出典

※出典はいずれも2026年10月22日に確認しました。当社の条件は2026年10月22日時点の公開内容です。

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